活動内容

活動内容

エルサレム・ユース・コーラスは週に1回、約3時間の練習を行っています。

練習には歌だけでなく、必ず対話の時間を設けています。

使用言語は基本的に英語であり、この英語を主体とした活動は保護者からの更なる支持もいただいています。対話の際には英語のみならずヘブライ語やアラブ語を使用し、ユダヤ人とアラブ人のファシリテーターが場をリードします。この1年間のコーラス活動を通して、子供達は共に互いの信頼関係を築き上げ、対話の場では更に繊細なテーマについて話す事も増えてきました。これらの活動を通じた個と個、グループとグループの関係の構築は、この1年を終えて、非常にユニークかつ効果的であるモデルとして確立しつつあります。

公演とツアー

2012-2013の1年間で、我々はエルサレムの地において数々の公演を行いました。

様々な公演や共演の機会を通して、子供達の素晴らしい可能性を引き出すと共に、イスラエル人とパレスチナ人が共に歌い、互いから学ぶ場の価値が再確認されました。

これらの公演の機会は、エルサレム・ユース・コーラスがエルサレムの町に与える文化的な発展の一助となるだけでなく、この町に存在する希望を求める種を開花させるきっかけとなるものだと考えています。
また、次年度は海外諸国への公演ツアーを計画しています。
海外へ足を運び、公演を行う事は子供達にとって非常に大切な経験となるでしょう。国内の紛争や対立から解放された地で、互いの理解をより深め、また世界レベルでの可能性を引き出すと共に、子供達がそれぞれ1年間の明確な目標を掲げるきっかけになると確信しています。

"私の友人はアラブ人やイスラム教徒を 嫌っています... でも私は彼らは私の兄弟であり、神は私達と同じ様に彼らをつくられたと考えます。このコーラスは、私が本当の意味で彼らと共存出来る場所で す。相手をジャッジするのでも、自分が ジャッジされるのでもない公平な場所な のです"

- サラさん(イスラエル)

"私にとって、長年夢見ていた歌を歌う機会が遂に訪れました。 そして、コーラス活動を通して自分の才能にも気付く事ができたのです”

‒ ネタさん(イスラエル)


“このプログラムは、私たちの歌声によって、平和をもたらす活動だと私は考えています”

- カヘルさん(パレスチナ)

メディア

我々は、子供達の声をより多くの人々に届けるために、インターネット媒体を活用しています。活動の状況を写真や音源、ビデオ、ブログ等を通して世界に配信しています。
2013 年初めには、イスラエルの音楽家であり平和活動家のデイビッド・ブロザ氏のスタジオでのアルバムレコーディングに参加をし、またこの夏には、ヤング・ピー プルズ・コーラス・オブ・ニューヨークシティや、アフガン・ユース・オーケストラ等との共演、そしてYouTubeスターのサム・チュイ氏との共演による 2つのミュージックビデオの製作を実現しました。
更に、ヤイール・ダラル氏(イスラエルの音楽家。イラク系ユダヤ人で、1994年にオスロ平和コンサートを開催)、ユバール・ロン氏(著名な作曲家で映画”West  Bank  Story”に楽曲を提供し数々の賞を受賞)、ゼード・ディラーニ氏(中東にて平和活動を行う組織を運営するヨルダン人音楽家)などが我々の活動に賛同 し、今後彼らのプロ活動を通してサポートを提供してくれる意思を示してくれています。

2012-2013 活動記録

2012年7月-8月     

主宰のマイカ・ヘンドラーがエルサレムに到着。

エルサレム・ユース・コーラス設立の為に様々な人脈構築を開始。

エルサレムYMCAと出会い、現地の学校への訪問を行う。

2012年9月 沢山の学校からオーディションを募り、80名以上のパレスチナ人とイスラエル人の子供達を招集。
2012年10月 前月のオーディションにて集まった80名の中から更に30名を選出し、練習開始。
2012年11月

歌の練習に加えてディスカッションの場を設ける。

NPO団体Seeds of Peaceより4名のファシリテーターを呼び、子供達に互いの違いを理解し、先入観に捕われずに関わり合う事の大切さを学んでもらった。

2012年12月  第一回コンサート開催。(その後1年間で10回のコンサートを行った)
2013年1月 イスラエルの音楽家デイビッド・ブロザ氏の新アルバムのレコーディングに参加。
2013年2-3月 アラブ人メンバーの特性を活かす為に、2曲のアラビアン音楽をレパートリーに追加し、練習を開始。
2013年4月 

イスラム教ドゥルーズ派の街、ペキインでの合宿を行った。

この合宿で子供達は更に互いの理解と信頼を深め、また楽譜を読む事が出来る様になった。

合宿後、成長したグループとして、数回のコンサートを行った。

2013年5月 平和主義者の著名な音楽家ユバール・ロン氏の音楽クラスに参加。
2013年6月

エール大学ウィッフェンプーフスとの合同コンサートの開催。

この体験は子供達にとっても同グループ出身のマイカ氏にとってもかけがえのないものとなった。

コンサートに向けて、音楽セッションの時間を使い、子供達はウィッフェンプーフスのメンバーに”Akanamandla” という楽曲をズールー語、ヘブライ語、アラビア語で教え、コンサートの最後に全員で歌い締めくくった。

子供達はウィッフェンプーフスに教えるという体験を通して更に目を輝かせた。

2013年6月末    

マーティン・ルーサー・キングの演説「I have a dream (私には夢がある)」の50周年を記念して、フランシスコ・ニューネズ氏のヤング・ピープルズ・コーラス・オブ・ニューヨークシティと、アフガン・ユース・オーケストラを含む複数組のアンサンブルと共にミュージックビデオの撮影とレコーディングを行った。このビデオはユネスコやYouTubeなどからの正式スポンサーを受けており、オンライン上で間もなく視聴が可能となる。この活動を元に、あるジャーナリストが我々のグループに関する約15分間のドキュメンタリーを作成。マイカ氏のブログより視聴をすることができる。

2013年8月

  

インドネシアのマナド国立大学のコーラスグループとのコンサート共演とYouTubeスターのサム・チュイ氏とのミュージックビデオ作成を実現。